JFS規格とは

JFS規格は、消費者の知名度は低いですが、日本発の食品安全の国際規格となります。
この規格オーナーは、農林水産省の主導で設立されたJFSM;一般財団法人食品安全マネジメント協会となります。

JFS規格は、JFS-A/-B/-Cの3種類あり、
Aは、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理が中心の規格で、
Bは、HACCP12手順の実施を完全に含む規格、
Cは、GFSI承認を意図した国際取引に使われる規格となっています。

またこの規格は、2020年6月施行のHACCP義務化と連動しており、
JFS規格の推進は、食品安全管理体制のグローバル化と、
国産食品の輸出戦略において重要な意味を持っています。

更に、食品安全マネジメント協会の法人会員を見ると、
JFS規格が様々な局面で求められることが想像できます。
実際に、これまでFSSCのようなGFSI認証規格を要求できなかった中小規模の食品会社に対して、
大手流通はJFS-B規格(又は-C)を求めております。

C規格は既にFSSCを認証しているような大手が多いですが、
B規格は、中堅、中小規模の組織が多く、FSSCでもISOでもないと考える食品会社にとって、
ちょうど良い規格構成、ボリュームとなっています。
A規格は、小規模事業者向けです。

食品会社の多くが、国内のみならず海外へ販路を求めるなど、
組織の継続的成長のためにも、また、製品の品質や安全という基本を確実に守りつつ、
且つ、災害やフードディフェンスなど様々なリスクに対応することが重要です。
JFS規格に取り組むことで、これらへの対応が可能となります。

JFSーC規格の特徴

JFSーC規格の要求事項は、GMP(適正製造規範=PRP)が1~18項、
HACCPが、コーデックス7原則12手順、
FSM(食品安全マネジメント)が、1~30項あります。

ISO22000やFSSC22000をやっていれば、十分に適合達成可能ですが、
ISOやFSSCにはない、JFS規格の特徴的な要求事項をご紹介します。

FSM14…製品のリリースについて手順を求めています。
出荷判定は品質保証にとって重要です。

FSM15/17…災害などの緊急時のサプライヤーの評価・選定の要求
があります。緊急時の体制整備は顧客の信頼獲得にも寄与します。

FSM19…現場からの改善提案の活用する仕組みの構築を求めています。
現場からの改善提案をボトムアップでシステムに反映させましょう。

GMP18…製品の容器包装資材由来の汚染を管理するよう求めています。
使用している容器包装資材由来のリスク低減を計りましょう。

ISOやFSSC認証組織にとっては、少し要求事項を加えるだけで認証が可能です。
現状システムの継続的改善の一環として、取組んでみてはいかがでしょうか。

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